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相手の心を読む遺伝子 ③ [遺伝子]

心理学では、自閉症の子供には次のような特徴がある事が分かっています。

・視線を合わせることができない。アイコンタクトができない。普通の人は、目を見ると何となくその人が思っていることが分かる時があるが、そういう事が全くない。

・言葉で意志を伝えられない。自分が何をしたいかと言う事を言葉で言えなくて、たとえば、外に出たいときに、「ドアを開けてちょうだい」と言えないので、誰かをドアのところまで引っ張って行って、その人の手をドアノブを回すよう様に、腕を引っ張る。

・お人形さんごっこや電車ごっこなど、いわゆる「ごっこ遊び」ができない。「お人形さんがミルクを欲しがっているよ」とか、「僕は運転手だよ」とかいうことがわからない。

・嘘をついたり人を騙したりできない。たとえば、「おじさん、禿げてるね」なんて言っちゃう。普通は、子供でも言ってはいけない事が分かるけど、自閉症の子供は他人の気持ちが分からないので、極めて正直に言ってしまう。

・行動パターンが制限される。学校への行き方を変えたり、部屋の家具の配置を代えたりすると、パニックになる。

・一つの事に集中すると、他の事に注意がいかなくなる。

などなどです。


しかし、心理学ではここまでです。なぜ、そうなるかは推測は出来ても、実験してそのメカニズムを解き明かすことはできません。ここが心理学の限界と言う事になります。


ここから先は「サイエンス」の出番です。

東京大学大学院教授の石浦章一さんによると、分子生物学レベルで、自閉症のメカニズムが徐々に明らかになってきているらしいのです。


つづく・・・



相手の心を読む遺伝子 ② [遺伝子]

次に、子供に下の絵を見せます。

自閉症テスト2.png


そして、次のようにお話をします。


1コマ目では、猫のぬいぐるみ椅子の上に座っていて、坊やがポラロイド写真を撮っています。

2コマ目では、お父さんが来て、写真を抜き取ります。

3コマ目では、お父さんは、ぬいぐるみを椅子からベッドの上に移します。

4コマ目。ここで子供に訊きます。

「写真の中では、猫のぬいぐるみはどこに写ってますか?」

自閉症の子供は100%「椅子の上にいた」と答えます。



さて、これらの2つのテストの結果からわかる事は、最初のテストでも、次のテストでも、自閉症の子供は「物がどこにあるか」と言う点に関しては分かってるけど、最初のテストでサリーがどうを考えるか、つまり、「他人が何を考えているか」が分からないと言う事なのです。




相手の心を読む遺伝子 ① [遺伝子]

サリーとアンのテスト

子供に下の絵を見せます。

サリーとアン.jpg

そして、次のようにお話をします。


白い髪の女の子がサリー。

黒い髪の女の子がアン。

1コマ目ではサリーとアンがいます。

2コマ目でサリーはビー玉をかごの中に入れます。

3コマ目でサリーはかごにふたをして部屋を出ます。

4コマ目でサリーがいないときにアンはビー玉をかごから箱に移します。

5コマ目でサリーが戻ってきます。


さて、ここで子供に訊きます。

「サリーは、ビー玉を探そうとして、まず最初にどこを探すと思う?」


答えは、

「かごを探す」

ですね。


でも、自閉症の子供は「ビー玉は箱の中にある」と答えます。

不思議でしょ?


ゲノムレベルではチンパンジーと人類はほぼ同じ [遺伝子]

人間の遺伝子の数は3~4万個。
魚もマウスもほぼ同じ。
ハエはその半分ぐらい。


人間とチンパンジーのゲノムの塩基配列の違いはわずか1.2%。
98.8%は同じ生物。


人間と植物の稲では60%が違う。
つまり、40%は同じ!
動物の哺乳類と植物でっせ~!


遺伝情報の違いを人間同士で比較すると、
意味のある違いは遺伝子1万個につき1個くらい。
と言う事は、
ノーベル賞受賞者も、分数が分からない人も、
利口もアホも、
その差は遺伝子の1万分の1でしかない。


遺伝子の解読が進んで、万物の霊長である人間の遺伝子が3~4万しかない事が明らかになり、
更に、チンパンジーとの差はわずか1.2%しかない事は衝撃的でした。

3~4万ある遺伝子それぞれに何らかの機能や働きがあるらしいことは分かっていますが、
まだ、明らかにされている部分は10%程度であり、
大半が未解明の状態。

また、遺伝子の数が多ければ高等生物と言う訳ではなく、
それぞれの遺伝子のスイッチがONになっているか、OFFになっているかで、
違いが出てくると言う事も分ってきています。


筑波大学名誉教授
村上和雄氏
「アホは神の望み」より





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